真夜中の工作室 midnight craftcenter

電子工作とカメラ、写真の趣味のブログ

K-m + XR RIKENON 50mm F2.0

Kマウントが、ユニバーサルだった頃のRICOHのオールドレンズ。
A位置がないから、絞りもマニュアルになる。
K-mではマニュアルモードで、”±”ボタンを押すと絞り込み測光される。
安価なレンズの割に写りがいいと評判なので、好奇心でヤフオクで落札。
自分は、レンズ単体ではなく、XR500というボディと共に入手(このフィルムカメラとの出会いがさらに深み嵌ることになった・・)。
同じ名前でも何世代かあるようだが、これは多分前期型。
金属外装で、最短距離も450mm。
落札価格は一万円もしなかったと思う。
もちろんMFで撮るしかなく、AVモードも効かず前述のように絞り込み測光になるので、使い勝手は良いとは言えない。
EXIFに絞り値も書き込まれないのもデメリット(自分はあまり気にしないが)。
それでも、K-mとの見た目のマッチングは保有レンズでは最高と思う。
FA35mmはプラ外装だし、おそらく発売時のフィルムカメラと揃えた色でグレーがかった黒なのが安っぽい。
これは価格以上の高級感がある。
やはり金属は無条件にいい気がする。
何となくこのレンズで近所に撮影に行ったが、何度か測光を忘れて極端に露出がずれた写真を撮ってしまったものの、
屋外ではピントも併せやすく思いの外楽しんで撮影できた。

使い勝手は良くはないが、撮影前に”±”ボタンを押すという癖がつけば、それほど不便はないと思う。
自分は、絞り込み測光時に”シャッ”という音と共に一瞬絞り込まれる感覚も好きだ。無音よりメカ音が好き。
自分としては思いの外良い写真が撮れたと思う。
オールドレンズに興味があるならお勧め度は5。
他に、キットレンズしかなくて、一眼特有の”ボケ”を体験して見たいが、コストが・・・という場合も、多少の不便さを飲めば、F2.0はじまりなので十分にボケを堪能出来ると思う。

この写真のみ、ボディ内RAW現像し増感した。


開放で木々の間を撮るのが堪らない。




トイフィルタ。