真夜中の工作室 midnight craftcenter

電子工作とカメラ、写真の趣味のブログ

to-den


ネタ用に買った都電のブリキキット、鉄子バージョン。

限定うまい棒付きでパッケージした。

一個目は結婚する同期に渡したが全くのからぶりに終わった。
今回は上司の息子向け。
キットは組み立てて、自走機構と例によってMP3プレーヤを組み込んだ。

1)自走機構
モータとモータの回転方向を前方に変換するギアのみというシンプルな構成
ブリキキットの車軸と系があったのですんなり組み込むことができた。
ギアははみ出すので下側の鉄板は切りかいた。
元は1.5V乾電池一本だったが、DCモータに電源直結だったので、
MP3プレーヤも考慮して、単三リチウム電池2本で駆動することにした(3.4Vくらい)
とりあえず走ることを確認。

送信者

2)MP3プレーヤ
MP3プレーヤは前回と同様AMPはROHMのものを使用した。
手が回らなかったので、MP3基板の不具合修正とAMP実装はK氏に頼みモジュール化してもらったので助かった。
彼の方が細かい半田付けは得意だし頼りになる。
今回はスピーカ付きなので、スピーカ用のAMPも必要となった。
時間がなかったので例の100円のアンプの基板をそのまま取り外して使った。
ボリュームは別のものを引き出して車体に取り付けている。
実力よりチープな音になったが、ブリキ製都電旧車両というパッケージには丁度あっていると思う。

pushSWは2回路入りでオルタネイト(位置保持型)で小型となるとは意外と選択肢が少ない。
マルツパーツで7mmくらいのものがあったので10個買ってみた。
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=58327

LEDは走行用の前面は、高輝度白色LED

送信者 工作

MP3用はアクセスランプは赤、再生中は、R->G->B-R・・と自動で三色切り替わるタイプにした。

送信者 工作

音源は当初苦労した。
実際に都電に乗って社内アナウンスを録音してみたりもしたが、機材もなかったので、
携帯やコンデジでは音質がいまひとつだった。
ネットでは"音鉄”というキーワードで山ほど出てきたが中途半端なものが多く膨大すぎてなかなかこれというものが見つからなかった。
都電DVDが出ていることを知り、K氏に借りてもらってリッピングしてもらった。
そして、都電の始発から終点までの社内放送を永遠と流すmp3ファイルを入手!
ちょっと音が小さかったのでPC上でゲインをあげてから書き戻した。
チャプターを切ったり、早送りする機能はつけなかったので始発から終電まで中断することなく永遠と一時間聞かないいけない仕様である。

回路より、ブリキ加工は思ったより手間取った。
プラ素材とはわけが違う。
ピンバイスで下穴を空けるだけで、手動だと結構手間取る。
途中から電動ドライバー用に六角から1.2mmと1.5mmのドリルがついているものを
入手すると快適になった。

これでまた穴あけ効率がup。油がなかったのでクレ556をちょっと注して削っている。
でもプラに比べて音が煩いのは致し方ない。
3時過ぎはたと気づくと、寝たはずの娘がすたすたと隣の部屋からやってきて、「パパ、うるさい」とはっきり言われたのはこたえた。
ぐずって泣くかな?とは懸念していたが、2歳児に冷静に怒られるとは・・・。
未来を象徴する出来事のような気がしてならない。