真夜中の工作室 midnight craftcenter

電子工作とカメラ、写真の趣味のブログ

白いピアノのある部屋 その1

最近仕事が忙しくて工作する暇がなくて・・・。
ではなく、4つのプロジェクトを同時に進めていたので毎晩工作三昧だった。
これはそのうちの一つのペーパークラフトキットのピアノ。

ペパクラ グランドピアノキット
http://atdesign.fudangi.net/item_detail_pepakura_pf.php

総パーツ111点の大作。
取説は3ページしかない。
これがわかりにくい。
ガイドも図も最低限しかないため、思いこみで作ると取り返しが付かないことになる。
例えば、面位置で接着すると思いきや3コマ目くらいで実は図を見て多少取り付け位置を内側することになっているとか。
工作の難易度もさることながら、取説の説明の少なさに苦戦した。
バンダイのプラモの取説なんかだと非常に良くできていて、間違いづらいようにかつ取り説の分量が多くなりすぎないよう
最新の注意を払って作られていると感じるので、今回のそっけない取説はある意味新鮮だった。
接着してしまうので失敗してはがすとえらいことになる。
一カ所致命的なミスをしたので、はがし後で汚いところは短冊状に面に紙を新たに貼って(気持ち紙ヤスリを掛けて薄めにし)何とかリカバリーした。
 接着は速乾の木工ボンドを水に溶いたものを筆とつまようじを使って使用した。
面積が大きいところに水分が多いと後でよれよれになってしまうので、大きな面は素早く大胆に塗り、細かな部分は多少薄くても丁寧な処理が必要だ。
ここまでの大作は過去に作ったことが無かったが、かなりの作りごたえがあった。
3日徹夜で何とか形にすることが出来たが、予期せぬ所にボンドがはみ出て光ったりしているところもあるので個人的には70点くらいの出来。
 2個目があればもっと精度良く出来る自信はあるが、同じものを2個作る元気はない。
今回も締め切りがなければ挫折してしまっただろう。
他に完成させた人間の話を聞いてみたい。

送信者 工作

 しかし、これは舞台装置のほんの脇役に過ぎない。
このブログは日記以外に、同じ志をもつ同士がコンタクトを取ってくれないかという淡い期待もあったのだが、未だ身内以外からのコメントは付かない。
たいした情報を提供できていないのでしかたがないのだが、なんとなく付けているアクセスカウンタは写真の日記より工作日記が桁が一つ少ないようなのもちょっと残念である。

 そんな日常が一変する自体が起こった。
ネット越しではなく、リアルで恐るべき能力を秘めた人間が身近に現れたのである。
インスピレーションの固まりのような人物で、こちらがアイディアやデザインで迷っていることを相談すると、さらりと(自分には)正解と思われる回答を即答するのである。
聞けば相当な物作り中毒のようだ。生い立ちも経験値も段違いである。
写真に関してもかなり専門的に勉強されている。
幸い電子回路と立体紙工作に関しては自分の方が経験値が上なので自分にも役にたつところがあった。
アイディア、デザイン、写真に関しては自分の遙か先を行っているので、先生と呼んで共作をお願いしていくつか作品を作ったので順次公開したい。